2010年1月 3日 (日)

大学ラグビー準決勝  明治VS帝京

100102meiji 大学ラグビー準決勝、明治対帝京戦を観る。開始早々に明治が先制トライをしたときは、ひょっととするかなと思ったが、帝京は慌てなかった。ここで浮き足立つようなら勝機もあったが、ここ数年実力が備わってきた証拠。

 敵陣での2本のPG選択も冷静な判断。試合運びに余裕があった。本当の力があるチームは、状況判断にブレがない。

 きょうの明治は、関学戦で見せたひたむきなプレーが影を潜めていた。勢いが出てきたから、この調子で行けばという変な自信が芽生えていたのではないか。チャレンジャー精神が欠けていたように思う。

 とくにハーフ団の出来が最低。SO田村は、ハイパントでも有効なキックがなく、前に出るでもなし。とりわけ後半のキックオフ(前半にも1度あった)でノット10Mで相手方のセンタースクラムになったことが、試合を決定付けた。

 ブレイクダウンでの攻防も帝京が1枚も2枚も上だったが、SHの球出しが遅く、ターンオーバーの原因にもなっていた。

 田村は、調子に乗ると関学戦のように大活躍するが、きょうはプレーのひとつひとつが軽く、無意識に小手先でやろうとしていたのではないか。対抗戦での負けゲーム(慶応戦だったか)でも軽いプレーで、がっかりさせた。

 裏を返せば、ハーフの2人にプレッシャーをかけ続けた帝京FWの出来が素晴らしかったとも言えるが、ひたむきに前進する明治らしさがまったく出ていなかった。封印されたと言ったほうが正確かもしれない。

 ワイドに展開するラグビーを目指すのは良いが、それなら早稲田のように密集でのラックから早い球出しができるだけのFWのフィットネス強化が不可欠。加えてFWとBKを動かす司令塔が、的確な状況判断とスキルを持っていないと駄目だ。

 SOが途中交代させられるようでは、チームに芯がない証拠。明治が強いころはハーフ団も良かった(それが強いチームの証しでもあるが・・・)。

 苦手のラインアウトもなんとか修正できていたが、やはりもう少し強いFWを作らないと、上には行けない。今季は2人主将制にした時点でチームがバラバラだったと思う。

 4強は立派という声も出そうだが、チームとしてのまとまりやどういうラグビーをして勝ちたいのか、戦略が今ひとつ明確ではない。

逸材が多く、なまくら精神の染み付いた上級生を排除して、逸材の多い1、2年生を中心にチームを作ってほしい。いまはどのチームも4年生レギュラーが少ない。

 それから第1試合の東海VS慶応。東海の7番リーチの献身的なプレーに感動した。サポートが付いていれば決して独りで持ち込まず、自己犠牲を払ってパスをする。サポートがいないときは味方を待って接近戦で密集を作り地味な仕事を率先してこなして、見事だった。

 

 

 

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