明大ラグビー部・吉田新監督誕生
明大ラグビー部史上、最高のキャプテンと賞賛される吉田義人氏(40)が監督に就任することになった。指導方針は礼儀、真摯(しんし)、矜持、継承、感動の5つという。「明治の矜持を取り戻す」とヤル気満々である。
よくぞ言ってくれた。才能集団でありながら、胡坐をかいてきた選手に、礼儀のイロハから叩き込む。まったく同感である。社内でミスをする奴は社外でも必ず失態を演じる。まして遊び盛りの若者。腐りきった名門チームには、なにより己を律するところから始めるのは正解だ。
上の 写真はよく覚えている。91年の大学ラグビー決勝。相手は早稲田。1ヶ月前の早明戦、24-12からロスタイム間近に連続2トライ(ゴール)で24-24の悔しい引き分けのあとの雌雄を決する一戦だった。
吉田主将が後半30分過ぎにフォワード、バックスが繋いだラストパスを受けて左隅を50M独走、ギリギリで逆転トライを決めた。
生の吉田選手を見たのは、彼が1年のときのオール早慶明の慶明戦ではなかっただろうか。とにかく俊足でステップ、スワーブがうまかったのを覚えている。
私が在学中のころは北島御大が健在で、「いいゲームをすればいい。勝負は二の次」が口癖だった。勝敗に恬淡とせず、普段の力を発揮することに集中していたように思う。
この10数年、ダラダラとしたプレーが続き、見る気がしなかった。昨年の早稲田戦も勝ちはしたが後半はダレていた。そんな甘ったれたチームに渇を入れ、強いメイジをよみがえらせてほしい。
聞けばOB会と大学側の推す人選は違っていたという。早大ラグビー部OBの知人に聞いた。「松尾監督では、現代ラグビーは教えられないのではないか。吉田なら大丈夫」。
フルタイム指導で選手とのコミュニケーションも深まる。熱い血を持った吉田新監督を応援するが、過度の期待は禁物。まずは吉田イズムをじっくり浸透させることが先決で、それができれば勝敗は付いてくる。









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