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2009年2月

2009年2月21日 (土)

明大ラグビー部・吉田新監督誕生

Yoshida_yosito 明大ラグビー部史上、最高のキャプテンと賞賛される吉田義人氏(40)が監督に就任することになった。指導方針は礼儀、真摯(しんし)、矜持、継承、感動の5つという。「明治の矜持を取り戻す」とヤル気満々である。

よくぞ言ってくれた。才能集団でありながら、胡坐をかいてきた選手に、礼儀のイロハから叩き込む。まったく同感である。社内でミスをする奴は社外でも必ず失態を演じる。まして遊び盛りの若者。腐りきった名門チームには、なにより己を律するところから始めるのは正解だ。

上の 写真はよく覚えている。91年の大学ラグビー決勝。相手は早稲田。1ヶ月前の早明戦、24-12からロスタイム間近に連続2トライ(ゴール)で24-24の悔しい引き分けのあとの雌雄を決する一戦だった。

Yoshida_yoshito2

吉田主将が後半30分過ぎにフォワード、バックスが繋いだラストパスを受けて左隅を50M独走、ギリギリで逆転トライを決めた。

生の吉田選手を見たのは、彼が1年のときのオール早慶明の慶明戦ではなかっただろうか。とにかく俊足でステップ、スワーブがうまかったのを覚えている。

Yoshidayoshito3 私が在学中のころは北島御大が健在で、「いいゲームをすればいい。勝負は二の次」が口癖だった。勝敗に恬淡とせず、普段の力を発揮することに集中していたように思う。

この10数年、ダラダラとしたプレーが続き、見る気がしなかった。昨年の早稲田戦も勝ちはしたが後半はダレていた。そんな甘ったれたチームに渇を入れ、強いメイジをよみがえらせてほしい。

聞けばOB会と大学側の推す人選は違っていたという。早大ラグビー部OBの知人に聞いた。「松尾監督では、現代ラグビーは教えられないのではないか。吉田なら大丈夫」。

フルタイム指導で選手とのコミュニケーションも深まる。熱い血を持った吉田新監督を応援するが、過度の期待は禁物。まずは吉田イズムをじっくり浸透させることが先決で、それができれば勝敗は付いてくる。

2009年2月18日 (水)

『みぞーゆー』から『うずちゅう』へ

Syoutyan 株式市場はいま低迷しているが、ついこの間まで金融業界では『貯蓄から投資へ』が合言葉になっていた。眠れる国民の金融資産1500兆円を市場に吸収しようという市場活性化策である。

これをもじれば、「『みぞーゆー』から『うずちゅう』へ」とでも言おうか。大騒ぎになる前のG7での記者会見をチラッと見たが、酔っ払っているなと思った。まさか辞任まで発展するとは予想しなかった。もともとが酔いどれ大臣である。醜態を演じるのは、なにも初めてではない。

昭ちゃんは東大-興銀のエリート。日本で一番難しい大学を卒業した人が『うずちゅう』はないだろう。愚考するに、あの26ヵ所読み間違いでも酩酊状態にあり、「渦」の文字に眼の据わった朦朧状態にあって釘付けになったのではないかと思う。かちゅう、という単語に続くことを予想していなかった。でなければ、うず、のところで一瞬、思考停止になったのかもしれない。

Photo この写真は酷い。目の前に自分のコップがあるじゃないかっ!薬でこんなにヘベレケになる人がこの世にいるか。風邪薬、腰痛薬を作っている会社の株価が心配になる。白川さんが気の毒である。まだ若造の昭ちゃんである。

百歩譲って酒を飲んでもいい。しっかり仕事をすればいいのである。仕事ができる程度の量にしておけば、こんなことにはならない。政治家たるもの酒に飲まれてはいけない。政治家に限らずだが、百年に一度の金融危機に、この体たらく。緊張感のなさ、自覚の欠如も甚だしい。

草葉の陰で、一郎ご尊父が泣いておるぞ。

2009年2月16日 (月)

バーグマン&ロッセリーニ映画

Stronbori イタリア・ネオリアリズムの巨匠・R・ロッセリーニ監督と、イングリット・バーグマンの3作を見た。『ストロンボリ 神の土地』(1949年)は、亡命未亡人が朽ち果てた火山島で生きる力をなくす絶望を描いて秀逸だった。

Italajourny_2 一方、『イタリア旅行』(1953年)は即興的な演出で、のちにゴダール監督がこの作品に触発されて『勝手にしやがれ』を製作した、とのエピソードが伝えられている。しかし、『勝手にしやがれ』もそうだが、感動する作品ではない。ネオリアリスモの巨匠が、持てるテクニックを披瀝した、というところだろう。

Fuan もうひとつ、『不安』(1954年)という作品。ロッセリーニ・バーグマンのコンビ最終作。病弱(?)の夫に代わって製薬会社を切り盛りする女社長が不倫し、捨てられた女にゆすられる。その背後に夫がいるが、最後は意を決して警察に通報すると女に訴えると、夫の存在が明るみにでる。そしてバーグマンは子育てに専念するというストーリーだ。

ロッセリーニの代表作『無防備都市』(1945年)を私は小学4年ごろに観ている。信じられないかもしれないが、鮮烈な印象を受けた。子供ながらに感動したのである。最近観たら、それほどの感慨はなかったが、この作品を見てバーグマンは夫と子供を残したままMuboubi ロッセリーニのいるイタリアに移り住み、ハリウッドから轟々の非難を浴びたという。

気品ある美人女優がそれほどの情熱を抱いて惚れ込んだ監督だったが、この3作で関係は解消した。『カサブランカ』がそうだったように、バーグマンは信念の人、反骨の人なのかもしれない。映画史のなかでも記憶に残しておきたい作品群である。

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