1日の対日ハム一回戦。暴投王の新垣はよく投げたほうだ。5-6回までに点を取ってやらないと、投手は苦しいピッチングを強いられる。貧打戦だとなおさらで、「1点もやれない」と切羽詰った投球になるから、余裕をなくす。慎重になり過ぎて、四球を出したり、コントロールを乱す。
その結果、先制点を許し、今度は打線があせる。そうこうしているうちに試合は終わる。まったく内容のない試合だった。負けて収穫があったのは、新垣の7回までの好投だが、この男も、入団して7年目? 和田や杉内を考えると、負けたがいいピッチングでしたで済まされるレベルではない。
4番松中に対するファンの批判がボルテージを増している。貧すれば鈍す、の類いで、打てないとますます批判の矢が集中する。04年に3冠王、05年2冠(本塁打・打点)、06年首位打者。これほどの実績を作った打者が、なぜいまこうも不調なのか。
テレビ観戦の範囲で言えば、自信喪失ではないかと思う。これは松中に限らないが、1球目のボールへの対応で打者心理はおよそ読める。プロの目ならば、結果さえハッキリ見えるのではないか。
動態視力の低下を指摘する向きもあるが、否定できない。しかし、数年前のバッターボックスでの勝ち誇った態度を、いまは片鱗も見せてくれない。これだけの大打者が3、4年で打てなくなるのも怖い。
覚えている範囲では、横浜BSの鈴木孝典が98年前後、たしか2年連続首位打者に輝き、それ以降、ばったり成績が落ちたことがある。実力者の急激な成績低下は、それ以来ではないか。

三瀬も04年の新人王の時の球の切れは戻らないだろう。昨日見ていて、ハムの3番・稲葉にフルカウントから投じたど真ん中のストレートには、心底がっかりした。捕手は目をつぶったのではないか。しっかりした制球力がないから、こうなる。球のキレだけで通用するほど、プロは甘くない。
この西山はさらに酷かった。三瀬が8回に2ランを浴びたところでチャンネルを替えたので、この投手の投球はつぶさには見ていない。しかし、見る前から結果は分かっていた。このフォームでは大体が2-3ピッチングで、四球を出すか、恐れて力任せに投げて痛打されるかのどちらかである。
案の定、5分と持たず駄目押し点を与えた。三瀬といい、西山といい、ちっとも進歩というものがない。ここ3年見ているが、毎年同じビデオを見ているようだ。
昨年は、北九州球場での対楽天戦での11-10という大逆転負けで、優勝不能を断言した。
きょうはその北九州球場である。先週、完投した大隣が先発する。1点完投で、川崎の2点タイムリーと勝手に予想する。
しかし昨日の試合で、今シーズンがハッキリ見えた。順位予想は4位もしくは5位としておく。